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介護の知識

介護食・流動食の選び方!自分の「噛む力・飲み込む力」の調べ方

介護食は「介護をされる人の噛む力・飲み込む力」のレベルによってその人に合った固さを選べるのが特徴です。

私たちが日常生活で介護食を選ぶ際はユニバーサルデザインフードと言われる区分を選ぶの一般的です。

ユニバーサルデザインフードとは介護食/流動食を製造しているメーカーが集まり、日本介護食協会を立ち上げることで作られました。

4つの区分に分かれており、「噛む力・飲み込む力」のレベルに応じて商品を選ぶことが出来ます。

市販されている介護食はユニバーサルデザインフードの規格に則って販売されているケースが多いです。

今回は介護食・流動食の選び方と介護食・流動食の区分について詳しく紹介していきます。

介護食・流動食の選び方

介護食・流動食はその人の「噛む力・飲み込む力」に合ったものを選びます。食材の固さや大きさも考慮しましょう。

普段の食事で考慮するポイント

  • 噛む力が弱くても噛めるのか
  • 歯ぐきや舌でつぶせる固さか
  • 一口大の大きさは噛めるのか
  • 水やお茶も飲みこみづらいか

普段の食事を観察して、その人に合った介護食・流動食を選ぶようにしましょう。

固さや大きさなど分からない場合は「固さ診断」をして介護食・流動食の基準を調べてみましょう。

市販の介護食に多く採用されているユニバーサルデザインフードの区分で、あなたに合った固さを調べることが出来ます。

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専門家に相談して介護食・流動食を選ぶ

介護食を食べる人の「噛む力・飲み込む力」を判断するのに不安な人は医師に相談してみましょう。

耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、消化器科、歯科口腔器科(歯科)を訪れれば食事についてアドバイスをもらうことができます。

その人に合った「噛む力・飲み込む力」を判断するのは医師、言語聴覚士、管理栄養士などです。プロの意見を聞いて食事の改善をしたい場合は耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、歯科を受診してみるといいでしょう。

スマイルケア食で選ぶ

ユニバーサルデザインフードの他にはスマイルケア食というものがあります。

スマイルケア食とは

スマイルケア食とは農林水産省が健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品です。「噛む力・飲み込む力」が低下している人向けの低栄養対策に向けた栄養補給食品も該当します。

農林水産省が決めている区分ですが、市販の介護食にはあまり適用されている区分ではないのが現状です。

スマイルケア食の介護食は増えてきていますが、以下で紹介するユニバーサルデザインフードが市販では一般的です。

スマイルケア食の選び方は以下の画像を参照にしてください。農林水産省から参照

日本摂食嚥下リハビリテーション学会の分類で選ぶ

一般社団法人の日本摂食嚥下リハビリテーション学会が嚥下レベルに応じた食事の分類を作っています。

学会の分類は嚥下レベルに応じて区分が分かれています。

医療現場や介護現場ではこの基準を参考にして食事を作っている所も多いです。

学会区分

  • 0j-1j:嚥下レベルが特に低い方向け
  • 2-1~2-2 :形が残っていて柔らかい物
  • 3:形がありつぶしやすいもの
  • 4:容易に噛めるもの

介護食を自宅で作る人は学会の基準を参考にすると食べやすい介護食を作ることができると思います。

ユニバーサルデザインフードで選ぶ

ユニバーサルデザインフードは日本介護食品協議会が定めている区分です。

日本介護食品協議会は介護食品メーカーが参加しており、市販の介護食もこちらを基準に作られていることが多いです。

日本介護食品協議会は介護食メーカーが集まって作られた組織で、消費者に分かりやすい介護食を目指しています。

介護食を選ぶ際にはこちらのユニバーサルデザインフードを参考にするといいでしょう。

区分のレベル

噛む力・飲み込む力の推移
「容易にかめる⇒ 歯ぐきでつぶせる⇒ 舌でつぶせる⇒ かまなくてよい」
というように「噛む力・飲み込む力」が弱い人向けになっていきます。

流動食と言われるのは「かまなくてよい」レベルのものになります。

さらに詳しくユニバーサルデザインフードとは

ユニバーサルデザインフードの固さと目安

ユニバーサルデザインフードの区分を使い、市販の介護食は販売されています。

自分の「噛む力・飲み込む力」を4つの区分に分け、適切な介護食・流動食を選べるのようになっています。

介護食Zでは市販の介護食を実際に食べて、レビューをしています。

自分より柔らかい区分は食べてもOK

自分の区分より高い区分は食べても問題ありません。

例えば、あなたが「舌でつぶせる」区分3であった場合、あなたは区分4の「かまなくてよい」も食べられることになります。区分3の「舌でつぶせるよりも」、区分4の「かまなくてよい」はより柔らかく流動食に近い形態です。

より柔らかく、区分が高いものは「噛む力・飲み込む力」が低い人向けなので食べても問題ありません。しかし、見た目は自分の区分よりもより流動食に近くなるので注意が必要です。

それでは、それぞれの区分の特徴です。

ユニバーサルデザインフード区分1「容易にかめる」

容易にかめる区分は噛む力・飲み込む力少し衰えてきたと感じた方向けです。

介護食・流動食の一番の区分で固さがあり、見た目も普通の食事に近いのが特徴です。

噛む力の目安 かたい物や大きい物はやや食べづらい
飲み込む力の目安 普通に飲み込める
固さ目安 ごはん 普通のごはん~やわらごはん
たまご 厚焼きたまご
肉じゃが やわらか肉じゃが

>「容易にかめる」介護食・流動食のおすすめはこちら

ユニバーサルデザインフード区分2「歯ぐきでつぶせる」

容易にかめるよりも噛む力、飲み込む力が弱ってきた方向けです。

固形物が小さくなり、食材の固さも少し柔らかくなっています。ミキサー食、ペースト食までは必要ない方はこちらを選択するといいでしょう。

噛む力の目安 かたい物や大きい物はやや食べづらい
飲み込む力の目安 ものによっては飲み込みづらいことがある
固さ目安 ごはん やわらかごはん~全がゆ
たまご 厚焼きたまご
肉じゃが 具材小さめやわらか肉じゃが

>「歯ぐきでつぶせる」介護食・流動食のおすすめこちら

ユニバーサルデザインフード区分3「舌でつぶせる」

きざみ食により近い形態の「舌でつぶせる」区分です。

完全にペースト状にはなってはいないが、きざみ食よりも細かいイメージです。

固形物が食べられなくなってきた方、水やお茶も飲みづらいと感じた方はこの区分を選ぶといいでしょう。

噛む力の目安 細かくてやわらかければ食べられる
飲み込む力の目安 水やお茶が飲み込みづらいことがある
固さ目安 ごはん 全がゆ
たまご スクランブルエッグ
肉じゃが 具材小さめでしっかり煮込んでやわらかい肉じゃが

>「舌でつぶせる」介護食・流動食のおすすめこちら

ユニバーサルデザインフード区分4「かまなくてよい」

完全にペースト状になった「かまなくてよい」区分。とろみがついている物が多く、そのまま飲み込めます。

流動食でペースト状になっているので、市販の介護食のユニバーサルデザインフードの区分では一番、「噛む力・飲み込む力」が低下している方向け。

噛む力の目安 固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安 水やお茶が飲みづらい
固さ目安 ごはん ペーストがゆ
たまご やわらかい茶碗蒸し(具なし)
肉じゃが ペースト肉じゃが

>「かまなくてよい」介護食・流動食のおすすめこちら

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