野菜がゴロゴロ入った30種類の栄養素が摂れる無添加スープ

2023年発売!詳細はこちら >>

野菜がゴロゴロ入った高栄養のやわらか無添加スープ

いつまでも健康で過ごしたい人に選ばれています

詳しくはこちら

介護の知識

介護食と流動食の違い

体調が悪い時や病院で入院している時、「噛む力・飲み込む力」が低下している時に介護食や流動食にお世話になることがあります。

流動食は病院で食べるもの。
介護食は介護されている人が食べるもの

と思っている人もいると思います。そこで今回は「介護食と流動食の違い」について紹介していきます。

流動食とは

流動食とは

重湯(おもゆ)・葛湯(くずゆ)・牛乳・スープなどの流動性食物。
消化しやすいので、病人食、離乳食、介護食として用いる。
重症胃腸疾患にも使用されている

― 広辞苑

流動食は消化しやすい流動性の食べ物を指し、様々な現場で使用されています。

医療現場では野菜スープなどの液体状の食事が「普通流動食」
食事だけでは必要な栄養が摂取できない場合の栄養に配慮した「濃厚流動食」と分けられています。

普通流動食は水分は補給できますが栄養補給としては不十分です。

栄養素も併せて摂取したい場合濃厚流動食を使い、できるだけ早く普通の食事を摂れるように目指します。

なお、口から流動食を摂取することが難しい場合は、胃ろう、腸ろうなどチューブを使います。

介護食とは

流動食に比べ介護食の定義は以下の通りです。

介護食とは

咀嚼 (そしゃく) や嚥下 (えんげ) が困難な人のために、食物を摂取しやすく調整した食事。
流動体やペースト状にしたものや、とろみをつけたりゼリー状にしたものなど。
介護の現場で多く利用されるが、病人食としても利用されている。

― 広辞苑

介護食も流動体の食べ物があり、見た目はペースト状になっています。

介護食の場合、まだ具材が残っている物~ペースト状のものまで種類があり食べやすいようにとろみがついていることが多いです。

介護食はその人の「噛む力・飲み込む力」ごとに分類がされていて、ユニバーサルデザインフードやスマイルケア食など規格が存在します。

流動食とは違い、介護食は胃ろうや腸ろうチューブで食べることができないため、口から食べる物になります。更に詳しい違いは以下のボタンより。

流動食と介護食の違い

流動食と介護食は違うようで似ている食べ物です。

体調不良の時、手術などから快復段階の時、介護現場などで両方とも使われています。

流動食と介護食の定義はほぼ同じですが、流動食の方が更に食べる力」が低下している方向けの物になります。

介護食はあくまでも口から食事をして、その人の噛む力・飲み込む力に合わせて区分が設定され、自分に合った柔らかさを選ぶ食べ物です。

対して、流動食は全て流動性の高い物で、食べることが困難な人が選択する食べ物になります。

流動食と介護食は同じカテゴリの食べ物

流動食と介護食は同じカテゴリの食事だと我々は考えています。介護食で対応できなくなった人はそのまま流動食に移行してもいいですし、介護食を食べないでそのまま流動食を食べてもOKです。

市販の介護食はユニバーサルデザインフードという規格に沿って製造されていることが多いですが、流動食の場合はそのユニバーサルデザインフードがカバーできない人向けで、更に嚥下レベルや体調不良が進んでいる人向けになります。

図にすると以下の様になります。
介護食であるユニバーサルデザインフードは固形物ありの一般食に一番近い「UDF容易にかめる」から段階を追ってペースト状になっていきます。

UDF(ユニバーサルデザインフード)は1~4区分あり、数字が大きくなると液体に近くなり、イコール飲み込みづらい、嚥下能力が低い人向けになっていく仕様です。

UDFよりも更に上の区分を求めると流動食しかなく、流動食は市販ではなかなか手に入りづらいので、病院を受診することになります。

さらに詳しくユニバーサルデザインフードとは

このように、流動食は介護食よりも更に上の区分で、介護食では食べられない人や飲み込めない人が選ぶ物ということになります。

UDF4「かまなくてよい」はほぼ流動食

ユニバーサールデザインフードの区分4「かまなくてよい」はほぼ流動食に近いものになります。

実際の画像を見て貰えば分かりやすいので以下に用意しました。

以下の画像はハウスから販売されているユニバーサルデザインフード「かまなくてよい」介護食です。
介護食の一番高い区分で流動食に移行する前の食事です。

左から親子煮風すき焼き味かつ煮風となっています。

画像を見て頂ければ分かるように、かなりトロトロのペースト状なのが分かると思います。
ここまでくると、介護食なのか流動食なのか区別がつきづらいです。

ですので、ユニバーサルデザインフード区分4「かまなくてよい」は流動食でも介護食でも利用できる区分であると考えています。

ユニバーサルデザインフード「かまなくてよい」の特徴

噛む力の目安 固形物は小さくても食べづらい
飲み込む力の目安 水やお茶が飲みづらい
固さ目安 ごはん ペーストがゆ
たまご やわらかい茶碗蒸し(具なし)
肉じゃが ペースト肉じゃが

>「かまなくてよい」介護食・流動食のおすすめこちら

固形物は飲み込みづらいので、ペースト状になった食べ物が基準の「かまなくてよい」

基本は口からとる食事で、胃ろうやチューブでは摂取できません。介護食の裏にもそのような記載がある物もあります。

流動食と介護食は似ているが少しずつ違う面がある

流動食と介護食の違いを見てきました。

流動食と介護食は似ていますが、少しずつ違う側面があります。

病院で出されるような流動食は一般ではなかなか手に入りづらいですが、介護食の場合はドラッグストアやネットでも販売されています。

より医療品に近い流動食ですが、流動食に似たユニバ―サルデザインフード区分4「かまなくてよい」介護食もあります。

自分が求めているのは流動食なのか、それとも介護食でもいいか―。

しっかり判断し購入するようにしましょう。

介護食Zでは自分に合った食事の固さ診断を作成しました。簡単な質問に答えるだけで、自分の介護食の区分が分かります。

この機会に是非、やってみてください。

あなたに合った食事の固さと形状を見つけよう!

食事中にむせることが多くなっていませんか?

そのまま食べ物の固さや形状が合わないと誤嚥し、放置すると誤嚥性肺炎になってしまいます。

65歳以上の死亡理由の第四位は肺炎で、この肺炎の70%は誤嚥性肺炎です。

そして、誤嚥性肺炎は発症後2年以内の死亡率が50%で、進行性のがんにも並ぶ高い死亡率です。

誤嚥を防止するために、あなたに合った食べ物の固さと形状を選ぶ必要があります。

介護食Zが作成した「食事の固さ診断」では簡単な質問に答えるだけで、あなたに合った食べ物の固さと形状が分かります。

-介護の知識
-,