補聴器のデザインが年寄りみたいな感じで付けるのをためらっている…。補聴器相談に来て補聴器を使わない理由で最も多いものは補聴器のデザインだった。そんな調査があります。
一日の中で多くの時間を使う補聴器だからこそ、補聴器を身に着けている自分が、周りからどんな風に映るのかー補聴器を使う人にとっては非常に重要な問題です。
今回の記事ではデザイン性に富んだおしゃれな補聴器を紹介していこうと思います。補聴器もおしゃれなの物を使いたい!と考えている人は参考にしてみてください。
補聴器は隠すから魅せる時代へ

最近の補聴器はカラーバリエーションが豊富で鮮やかな色が多くなってきました。少し前までは補聴器と言えば、シルバー、グレー、白、黒…。しかし、最近は「補聴器もおしゃれに」という人が増えてきています。
補聴器店に話を聞くを
最近の補聴器は、赤やピンクなど鮮やかな色が人気で、特に女性はカラフルな補聴器を選ぶ傾向が強いです!
営業先の補聴器店の店員さん
という話をよく耳にします。補聴器はダサいからあまり人に見せたくないという考えではなく、補聴器も魅せる(見せる)時代になったと思います。
補聴器のデザインもおしゃなに変化!
色だけではなく補聴器のデザインにも変化が起こっています。従来の補聴器のデザインは耳穴式、耳掛け式、ポケット式がオーソドックスでしたが、最近はイヤホンの形をした補聴器も発売されています。
上の画像は見た目はイヤホンにしか見えませんが、本物の補聴器です。家電メーカーであるシャープが作り、現在インターネットや家電量販店で購入可能です。
なぜ、補聴器もおしゃれになったのか?

ところで何故最近の補聴器はカラーバリエーションが増えたり、イヤホンなどのデザインのような見た目に変わってきたのでしょうか?
実はこれには理由があります。1つ目の理由は補聴器を使わない理由に「補聴器の形やデザインが良くない」という回答が多いこと。もう一つは集音器などのメーカーがおしゃれで格好いい物を作って販売し始めたことが挙げられます。
新しい補聴器メーカーはデザインをおしゃれにしている
シャープの例を取っても補聴器市場に参入してきた新しいメーカーは能力はもちろんだが、デザインも従来の補聴器と差別化してきています。
一方補聴器メーカーはまだおしゃれなデザインのモデルを多くは出していません。能力や機能は新興のメーカーよりも知見があるのでまずはカラーバリエーションを増やしている状態です。しかし、新興メーカーの動きはチェックしており、おしゃれなモデルを出していている補聴器メーカーもあります。
機能もデザインもおしゃに使いたい人向けの補聴器3選
シャープ メディカルリスニングプラグ

まずは先ほども紹介したシャープの補聴器であるメディカルリスニングプラグです。難聴レベルで言うと軽度難聴~中等度難聴の入り口くらいの人向けの商品です。
他の補聴器の様に店舗に行って調整をするのではなく、リモートフィッティングと言って遠隔で調整してくれる製品となっています。
調整が難しいのでは?と思うかもしれませんが心配しなくても大丈夫です。プロの方が詳しく分かりやすく教えてくれます。またフィッティングしたあとのアプリとの操作も分かりやすかったのでスマホに詳しくなくても問題ありません。
なんといっても、ワイヤレスイヤホンに寄せたデザイン性で補聴器というのがおしゃれです。価格も10万円いかとお手軽なのも特徴です。
補聴器は毎日使うものなので日常に溶け込むイヤホンデザインは貴重です。
- デザイン性のある補聴器を探している!
- デザインだけではなく能力にもこだわりたい!
- 軽度難聴~中等度難聴
- 価格がお手軽な補聴器を探している
シグニア アクティブ プロ

補聴器メーカー大手のシバントスが販売しているシグニアアクティブプロ。イヤホンの様なデザインで補聴器の性能も素晴らしい一品です。
従来の補聴器にはないワイヤレスイヤホンのデザインですが、カテゴリで言うと耳穴式の補聴器です。
補聴器メーカーのシバントスがこのデザインで補聴器を販売するということで当時業界内では大きな話題になりました。そして、2021年~2022年にかけて補聴器販売でも売れ筋のラインナップに入っています。
音質は補聴器メーカーということもあり非常に良いですが、従来の補聴器と同じ様に店舗に行って調整をする必要があります。また、追加の機能を付けて自分の聞こえにあった調整をしていくので結果高くなってしまいます。
- とにかく補聴器としてしっかり調整して使いたい
- デザインもこだわりたいが、まずは音質を求めている人
- 中等度~高度難聴の方
- ある程度値段があがってもいい人
リサウンド ワン マリー

リサウンドのワンマリーは他の耳掛け補聴器と比べると少し独特な形をしています。形状が特徴的かつ、色味に安っぽさがありません。カラーバリーエーションが豊富な補聴器は多いですが鮮やか色ではなく、安っぽい物もあります。
より本格的な補聴器で音質にこだわっていて、高級感がある補聴器を探している人にはお勧めです。シックさと艶やかさの両方を持っている特徴的な補聴器です。
- 本格的な音質とデザイン性、両方を求めている人
- 安っぽくなく高級感がある補聴器を探している
- 難聴レベル軽度~高度の方
スマホ連携の補聴器は性能がバツグン

最近の高性能補聴器はスマホと連携して使うことで自分で様々な調整をすることができます。
正直、シニアでもスマホを持たない選択肢はないほど、スマホを持つことで世界が広がります。
医学が進歩し、自分が望んでいなくても長生きをしてしまう時代に突入しています。どうせ長生きするなら楽しい人生を送れるように自分から積極的にチャレンジする時代になっています。
定年退職後、家にずっといるよりスマホを持って外にでてみましょう。きっとあなたの第二の人生がどんどん広がっていくことでしょう。
補聴器もメガネの様におしゃれをする時代へ

今でこそメガネはおしゃれアイテムとして多くの人が使う物ですが、昔は「眼鏡をかけることは格好悪い」や「メガネはすごい高いもの」でした。補聴器もメガネの様に眼鏡をあたり前のようにつける時代がやってくるかもしれません。
補聴器の進歩はゆっくりではありますが、デザイン性に富んだおしゃれな補聴器が出始めてきているので、眼鏡のようにつけるのが当たり前になる日も近いかもしれません。