耳鳴りが続く原因はもしかしたら病気かもしれません。
煽るように書いてしまっていまいますが、病気の可能性も考えられるので、耳鳴りの原因を突き止める必要があります。
今回のこの記事では「耳鳴りが続く場合に病院へ行った方がいい症状」や「耳鳴りを放置するとどうなるのか?」「耳鳴りの音の種類」、「耳鳴りの止め方」などを紹介していきます。
耳鳴りは放置すると最悪、聴覚を失うケースもあります。耳鳴りで困っている人は是非最後までお読みください。
耳鳴りとは
耳鳴りとは、本来聞こえるはずのない音が聞こえることです。「キーン」「ゴーッ」「ドクドク」という低音から高音まで耳鳴りの音は様々です。
2009年に補聴器メーカーのマキチエが耳鳴りに関するアンケートを実施しました。アンケート対象者は40代から70代までの世代男女均等割の416人。その結果、常に耳鳴りがしているのが20%。時々耳鳴りがする人が50%いたという結果が分かりました。
しかし、不思議なことに70代以降になると耳鳴りがする人が減少傾向であるという研究結果も出ています。
気をつける耳鳴りの音
ザーザー | 血流の音 |
スースー | 呼吸音 |
コツコツ | 筋肉が収縮する音 |
トクントクン | 血管音や鼓動音 注意が必要 |
ザーザー | 血管音や鼓動音 注意が必要 |
あくまでも例ですが、耳鳴りの音と病気の関連性はあります。
病気が潜んでいる可能性もあるので、なるべく早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。
耳鳴りは、なぜ起きるのか

音は上の画像の左側(耳)から中耳、内耳と伝わり脳に届けられます。耳鳴りは脳に音が届けられる過程で異常が起こってしまっていることで発生しています。
蝸牛(かぎゅう)と言うところで音の振動を電気信号に変換して脳に届けられますが、この部分で異常信号が出て、脳に耳鳴りが届けられていると考えられています。
耳鳴りは難聴を伴う可能性が高い
耳鳴が聞こえると病院を受診した方を聴力検査をすると多くの人が聴力レベルの低下がみられ、難聴が認められます。
上で紹介した通り耳鳴は、音が伝わる経路に何らかしらの異常が見られるので耳鳴の多くは難聴を伴うことが多いそうです。しかし、難聴だから必ず耳鳴が起こるわけではなく、逆に耳鳴りが起きているから難聴であると100%言い切ることは出来ません。しかし、耳鳴りが起きている人を聴力検査をした場合、難聴を伴っているケースが事実として存在しています。
こんな耳鳴りの音は病気の兆候かも
特に気をつけたいのは、血管音や鼓動音が耳鳴りとして聞こえる「血管性耳鳴り」。頭痛やめまい、吐き気を伴う場合は重篤な疾患のサインであるケースもあります。「ザーザー」「トクントクン」という音が耳の周辺で聞こえるということは、血管が狭くなってるなど、なんらかの障害が起きている可能性があります。
耳鳴りが続く原因
耳鳴りで病院に訪れた人を検査したところ、難聴の方が多いという説明をしました。難聴以外でも病気の可能性もあり、ここでは耳鳴りがずっと続く場合に考えられる病気を紹介していきます。
突発性難聴
ある日突然耳が聞こえなくなる疾患です。片耳に起こる難聴です。昨日まで聞こえたのに、さっきまで聞こえていたのにと本当に突然片耳が聞こえなくなります。
早期の治療が非常に大切で48時間以内に病院を訪れることをオススメしています。それ以上時間が過ぎた後に病院を訪れると最悪聴力が戻らない可能性も考えられます。
メニエール病
聞こえづらさや耳鳴りとともに強いめまいやぐるぐるするような感覚がある場合、メニエール病の可能性があります。
ストレスや睡眠不足が原因で起こると考えられおり、耳鳴りや難聴ががメニエール病を起こす可能性もあります。
めまい、はきけ、嘔吐の症状に耳鳴りが起きている場合はメニエール病を疑ってもいいでしょう。
加齢性難聴
年を取ることで聴力が落ちていく難聴です。老眼になるように、耳の聞こえも必ず悪くなっていきます。
耳鳴りが起きている人を対象とした調査でも難聴を併発していた方がいたように、加齢によっておきた難聴が耳鳴りを起こしているケースもあります。
耳鳴りが起きているいるときのNG行動
耳鳴りが続いているひとは以下の行動は控えた方がいいでしょう
・カフェインの過剰摂取(完全に控えなくてもOK)
・アルコールの過剰摂取(なるべく控えるようにしましょう)
・喫煙(控えるようにしましょう)
・大音量でTVや音楽を聞く(聴覚細胞を傷つける可能性があります)
・耳栓をして外部の音をシャットアウト(実は耳鳴りに耳栓は逆効果です。かえって耳鳴りが強くなることも)
耳鳴りはメニエール病などの疾患が原因で起きているケースがありますので、喫煙やアルコールなどは控える方がいいでしょう。
耳鳴りが起きている時の対策方法
ストレスや生活習慣病、自律神経などが原因で起きる耳鳴りは生活を見直すことで改善できるケースもあります。
ストレスをため込まない、生活習慣を見直す、睡眠をしっかりとる、ビタミンB12を摂取するなど対策方法は色々あります。
ただし、病気が併発している可能性もありますので耳鼻科を受診することをオススメします。
まとめ
本日は長く続く耳鳴りの原因や対策方法、また気を付けるポイントを記載しました。
内耳のどこかで障害が起きている耳鳴りは病気が潜んでいる可能性があります。また、病院を受診してもなかなか改善去らない場合は日々の生活を見直すことで少しずつ改善されるケースもあります。
もし耳鳴りが続いて、病院でも病気ではないことが分かった場合は、ナリピットという耳鳴り専門の薬を検討してみるのもいいでしょう。
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