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介護の知識

介護になる原因と対策|健康寿命を伸ばして元気に過ごすために

年齢を重ねればかさねていく程、介護のリスクが上っていき健康寿命が短くなっていきます。

65歳~69歳の介護人口率は2%に対して、85歳以上は59%で半分以上の人が介護の必要があります。このように年をとればとるほど、誰かの力を必要にしないと自分で生活がしづらくなってしまうのです。

では、介護が必要になる原因にはどんなことがあるでしょうか。この記事では介護になる原因と対策、そして介護を取り巻く数字を見ながら介護について考えていきます。

高齢者人口と介護率

まずはシニアの人口と介護率について詳しく見てきましょう。冒頭で説明した数字をもう少し細かく見ていきます。まず下のグラフは日本の人口と高齢者数を示したものです。この記事を書いている2022年を例とすると、2020年に高齢者率は人口の29.1%、3600万人が高齢者です。

引用:内閣府

この数字はますます増えていき、2030年には高齢者率31.6%、その後約40%まで伸びていくと推測されています。では、この高齢者人口に対して、介護を受ける人の人口と割合はどの程度でしょうか。

介護や支援が必要な人数と割合

要介護・要支援人数の推移内閣府から引用

左のグラフ(スマホでは上)は要支援~要介護5までの人数の年代別推移のグラフです。2015年までの数字ですが、2022年現在は約640万人まで増えています。特に伸びが大きいのは要支援1~要介護1までの人数です

要支援、要介護の人数ともに超高齢化社会の日本ではますます増えていくことが予想されています。

右のグラフは要支援・要介護の人数の年代別の割合です。

こちらは2021年のデータをもとに作成しました。前期高齢者の65歳以上74歳未満はそこまで多くないのに対し、後期高齢者75歳以上になると要支援・要介護の割合は一気に伸びます

80歳を超えると急激に伸びますし、85以上の男女に平均割合は59.8%で6割の人がなんらかの介護サービスを受けている状況です。

年齢が上がるにつれて、完全に家だけで介護をするのは難しくなり。介護のレベルは人によって違うので、単一なサービスをみんなにするのは難しいです。

介護サービス受給者数の男女別の人数と割合

介護サービスには介護予防サービスと介護サービスに分かれ、民間が運営しているサービスではなく介護保険が適用になる行政のサービスを指します。厚生労働省は、毎年この介護サービスの受給者数をまとめています。(以下のデータは令和3年5月審査分から令和4年4月審査分の1年間のもの)

平成30年度から令和3年度の受給者数の年次推移は以下の様になっています。

平成30年度令和元年度令和2年度令和3年度対前年度増減数対前年数増減率
年間受給者数5973.56111.16219.06381.7162.72.6%
(単位:千人)

令和3年度は前年に対して2.6%増加の638万人が行政の介護サービスを利用しています。平成30年度と比較すると6%増加していることになり、毎年2%前後介護サービスを利用する人が増えていきます。この増加率はすごい伸び率です。

では、この介護サービスを受けている人の男女差はどうなっているでしょうか。

女性の方が介護を受ける人数と割合が多い

年代別にみた受給者数及び人口に占める受給者数の割合のグラフです。厚生労働省のデータを基に作成しました。

前期高齢者の場合は男性の方が介護率が高いのに対し、年齢が上がるにつれて女性の方が介護率が上っていきます。

平均寿命で見れば、女性の方が高いので年齢を取るにつれて介護者率が上がるのは理解ができます。

では、実際にどんな原因で介護サービスを受けることになるのでしょうか。以下では介護を受けるようになる原因を見てきましょう。

介護を受けるようになる原因

では、実際に現在介護を受けている人はどういう理由で介護を受けるようになったのでしょうか。内閣府が介護を受ける原因になった要因をまとめているので引用します。令和元年に発行された高齢社会白書に記載されています。

介護を受けることになる主な要因は病気と健康問題によるところが大きいです。

内閣府高齢社会白書より作成

総数で見れば、認知症、脳血管疾患(脳卒中)、高齢による衰弱という順番で介護を受ける割合が多いです。男女別にみていくと、男性は脳血管疾患(脳卒中)、認知症、衰弱という順番で、女性は認知症、高齢による衰弱、骨折転倒という順位です。

女性は男性よりも筋肉量が少なく、そして骨粗しょう症になりやすいため骨折や転倒による介護を受ける原因になっています。「骨折・転倒」と「衰弱で」女性の30%も介護を受ける理由になってしまっています。

また、衰弱という原因も低栄養という状態から派生する病気のより起きている人が多いです。

この「骨折・転倒」、「衰弱」は日々の生活を見直すだけで対策が出来ます。

介護の原因「骨折・転倒」、「衰弱」は予防できる

脳血管疾患(脳卒中)や心疾患を対策するのは難しいですが、「骨折・転倒」と「衰弱」は日々の生活を見直すことで比較的簡単に対策が可能です。その対策は食事と運動です。

まず、骨折転倒と衰弱が高齢者で起きる原因の1つに「低栄養」というものがあります。この低栄養は栄養やエネルギーが足りず、体を動かすことができなくなり、様々な健康問題が起きる物です。

低栄養の人の割合はシニア65歳以上の男性12.4%(約170万人)、女性20.7%(約330万人)低栄養リスク(BMI20以下)の人は男性65歳-69歳で9.7%、女性19%。75歳-79歳男性で12.7%、女性23.1%とかなりの数がいます。

さらに詳しく:低栄養とは

この低栄養から、フレイル、ロコモティブシンドローム、サルコペニアなどに繋がり介護に繋がると言われています。特に女性は骨密度が低下しやすく、筋肉量も少ないので、低栄養からの健康問題を対策するべきです。

引用:キユーピー

気をつけてほしい
病気と健康問題

低栄養

フレイル
ロコモティブシンドローム サルコペニア
誤嚥性肺炎 高血圧 心疾患 関節疾患
認知症 骨折転倒 衰弱 難聴

介護を予防して健康寿命を伸ばす方法

日々の生活の中で介護を予防する最も効率的な方法は食事と運動です。そして、ストレスを溜めないことも重要になってきます。

介護の原因の一つである脳血管疾患(脳卒中)の直接の原因は高血圧と言われています。日本人は塩分の摂り過ぎが問題と言われているので食事を気をつけることで、脳血管疾患(脳卒中)は対策することが出来ます。

また、脳卒中は偏った食事だけではなく、運動不足、ストレス、喫煙、過度の飲酒など、複数の要因が関わってきます。これらの要因は、脳卒中だけではなく、糖尿病、脂質異常症、心臓病にも繋がります。

心臓病も割合こそは少ないものの、介護になる原因の一つです。

食事、運動、喫煙、飲酒、ストレスを溜めないことは、介護の主な原因である「脳血管疾患(脳卒中)」、「心臓病」、「骨折転倒」、「衰弱」という原因に効果的なのです。

毎日出来ることを少しずつやれば、健康寿命を間違いなく伸ばすことができます。

介護予防では食事は必ず見直そう

毎日食べるもので私たちの体は作られます。食事に気を遣い食べるものを選ぶことは健康で過ごすことに繋がります。厚生労働省が日本人の食品摂取基準というものを作り、1日にどういう栄養素が必要かの説明をしています。

基準となる栄養素は33種類で5、大栄養素の炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを1日にどのくらい摂取すれば健康で過ごせるかという調査です。

私たちが一日に必要な栄養素については下記の別ページをお読みください。

さらに詳しく:各栄養素の役割と効果

5大栄養素は特に気を付けなければいけない物で、バランスよく摂取しないといけません。

養素は1つよりも影響があるものを一緒にとることで効果がでます。バランスよく色々な食材を併せて食べることの重要性はこういう点からです。

特に我々日本人が積極的にとるべき栄養素をここでは紹介しておきます。

たんぱく質:
筋肉や臓器といった体の構成成分に使われ、飢餓状態になるとエネルギー源

食物繊維:
腸を刺激して活発にさせる。大腸がんの予防にも効果的なのではという研究結果あり

カリウム:
日本人は塩分を多くとりがちなので必須。細胞内の水分量を調整、筋肉の働きをコントロールしたり、血圧を安定させる効果あり。筋肉の収縮を正常にしたり、血圧の安定、そして骨粗しょう症を防いだりする働き

カルシウム:
骨や歯を形成し、血液などにも一定量含まれるミネラル。筋肉や神経の働きを正常に保つ

鉄:
たんぱく質と結合し、赤血球中のヘモグロビンなどになって肺で酵素を取り込んで全身の細胞へ供給。体へ吸収しづらいミネラル。

ビタミンD:
カルシウムが骨に沈着するのをサポートする作用もあり丈夫な骨や歯を作る。骨粗しょう症を防ぐために大切。

ビタミンB1:
炭水化物の代謝促進。米を主食とする日本人は特に必要。

ビタミンB12:
神経系の機能維持にも効果的です。睡眠障害、アルツハイマー病、動脈硬化の発症予防などにもなんらかの関連があるとみられ、注目をされているビタミン

ビタミンC:
強い抗酸化作用があり、LDLコレステロールの酸化を防いで血管疾患を予防すると言われています。

あくまでも気をつけるべき栄養素でこれだけ摂ればいいという訳ではありません。これらの栄養素も他の栄養素とることで効果があります。是非、上記栄養素に気を付けて食事をとるようにしましょう。

ちなみに、65歳以上の方が1日に必要な各栄養素の基準値は以下のページで詳しく紹介しています。

さらに詳しく:高齢者に必要栄養量の基準

運動習慣で体を鍛える

日々の運動をして体を鍛えることは介護予防になります。特におすすめなのは軽い筋トレとウォーキングです。

年を重ねると筋力は20代の時に比べると約40%も減少しています。特に問題視するべきは、下半身の筋肉の大腿四頭筋。そして体を支える腹直筋、広背筋です。

これらの筋力が落ちてしまうので、年を重ねると腰が曲がり、足が上らなくなり、そして骨折転倒のリスクが上ってしまうのです。

*歩くことは健康のパラメーター

歩くことは健康のパラメーターです。歩けなくなると人間は一気に健康状態が悪くなっていきます。まずは一日5000歩くらいを目安にしてウォーキング習慣を作りましょう。

毎日が難しい場合は二日に1日は5000歩歩くなど自身の体と相談してください。

*軽い筋トレはとにかく重要

下半身、時に太ももとお腹は大切です。簡単なスクワットと簡単な腹筋は一日3分あればできます。そしてこの10分を毎日出来るかで介護リスクを下げることが出来ます。

まずは3分、以下の動画のような筋トレを続けてみてください。足が上るようになったりして調子が良くなると思います。

食事と運動で介護リスクを下げよう

介護リスクを下げて、健康寿命を伸ばすために必要なことは毎日の積み重ねです。

食事を見直し、減塩に取り組み、色々な栄養素を摂る。そして運動と筋トレをして体を動かす。

しかし、簡単なことですが、非常に難しいですよね。健康でいるために、少しでもやっていきましょう。3日に1回、2日に1回と強度を上げていけば、習慣化し健康で過ごせるはずです。

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