世の中には様々なスマホがあり、どのスマホなら70代でも使いこなせるか悩んでいる人も多いと思います。
らくらくフォンなどシニア向けに作られているスマホもあるので、そっちを使った方が良いかもしれない…とスマホ選びに難航している人もいるはず。
この記事では日々、多くの50代~80代と接している私たちが最適なスマホを提案します。この記事のポイントは以下の通り。
ポイント
- 70代にiPhoneはおすすめ
- らくらくフォンなどは正直おすすめしない
- iPhoneは高い。使いこなせないなら安いAndroidを買うべき
- 安いスマホは結局色々なポイントで使いづらい
- 価格の縛りがないなら、iPhone一択
- 価格の縛りがあるなら、3~4万のAndroidを
スマホは2種類!iPhoneかAndroidのどちらか

スマホは基本的にはiPhoneとAndroidの2種類あります。何が違うかと言うと、中身のシステムが違います。
iPhoneはリンゴがマークが会社ロゴのappleが作っているスマートフォンで、AndroidはGoogleが作ったOS(スマホの頭脳みたいなやつ)を使って世界中のメーカーが独自にスマホを作っています。
どちらも出来ることは同じですが、使い易さや使い方が少しずつ違います。
iPhoneが説明書がなくても直感的(触れば分かる)ということで話題になりました。分厚い説明書なんてなくても、分かりやすく誰も使い易いように作られているのが特徴です。
らくらくフォンなどのシニア向けのスマホはAndroid

シニア向けに作られているらくらくフォンなどはAndroidを使って作られているスマートフォンです。
リンゴのマークがついている=iPhoneそれ以外はAndroid
と頭の片隅にでも入れて置いて頂ければ大丈夫です。
Androidの方が自由度が高い
Androidのスマホの特徴はiPhoneよりも自由度が高い点が多いです。待受け画面に時計を配置したり、自分が使い易いように変えられます。
逆にiPhoneは自由度は高くなく、色々設定を変更することは出来ませんが、直感的に操作出来たり、使用者の使い易さを考えて作られているので自由度は高くなくても使い易いです。
iPhoneで出来ることはAndroidでも出来る。
Androidで出来ることはiPhoneでも出来る
デザインや操作性には違いはありますが、iPhoneで出来ることはAndroidでも出来ますし、Androidで出来ることはiPhoneで出来ます。
ということは、70代にiPhoneを選ぶ基準になるのはやはり使い易さになるのでしょうか?
70代のスマホ選びは、周りが使っているスマホの種類に影響を受ける

スマホやITに詳しい人なら自分の好きなスマホを使えばいいと思います。しかし、そのジャンルに詳しくなく、電子機器に疎い人は周りに教えてもらいやすいスマホを選ぶことをオススメします。
特に70代でスマホを持とうとしているなら、教えてもらえそうな人が使っているスマホと同じスマホを買うのがいいでしょう。
家族が使っているスマホを選べばアドバイスがもらえる
例えば、お子さんが自分の親にスマホを勧める時は、自分が使っているスマホを買うのがいいでしょう。
日本人はデザイン性、機能性でiPhoneを持っている人が多いので70代が同じスマホを買うとするとiPhoneを選ぶ確率が高くなります。
Androidは安いものから高いものまでピンキリなので、70代がスマホを買う際にはAndroidだけど機種選びがiPhoneより時間がかかるでしょう。

70代にiPhoneがおすすめの理由
正直、70代でスマホを選ぶなら、iPhoneがオススメです。なぜiPhoneがおすすめかというと以下の3つの理由です。
ポイント
- 子供、孫がiPhoneを使用している率が高い
- 直感的な操作で分かりやすく、使いやすい
- iPhoneの世代&バージョンが変わっても使い方が変わらない
子供、孫がiPhoneを使用している率が高い
孫が学生なら、iPhoneを使用している確率が高いでしょう。というのも、10代、20代のiPhone使用率は約70%。年齢が上がるにつれてAndroidの使用率が上がっていきます。
特に女性はiPhoneの使用率高いので娘さん&孫にスマホの使い方を聞く場合は、間違いなくiPhoneを選んだ方がいいでしょう。
iPhoneは直感的な操作で分かりやすく、使いやすい
iPhoneには説明書がありません。説明書がなくても直感的に使えるように開発されたスマートフォンです。
最初はとっつきづらいかもしれませんが、基本を覚えた後は慣れてしまえば簡単に使えるようになります。
60代でも約40%の人がiPhoneを使っていますし、70代になったからiPhoneが使えないということはないでしょう。
iPhoneの世代&バージョンが変わっても使い方が変わらない
Androidはメーカーごと多少使い方が異なる場合があります。しかし、iPhoneは世代(iPhone9、10、11など毎年新しいモデルがでる)やバージョンが変わっても、大きく使い方が変わりません。
そのため、iPhoneを使っている人なら、新しいバージョンでもなんなく使えるようになります。
使い方が共通しているからこそ、使い方を周りの人に聞きやすいですしネットでの情報も集めやすいです。
iPhoneを買う時に気を付けること
iPhoneが優れていても、70代でいきなりiPhoneを買うときに気を付けることもあります。特に気を付けるポイントは以下の点です。
ポイント
- 価格が高い
- 画面が大きいサイズを購入すること
- iPhoneのスペックが本当に必要か
価格が高い
iPhoneは価格が高いです。最新機種を選ばなければ多少価格は安くなります。
docomo、au、Softbankなどキャリアで契約する場合は年数縛りがある代わりにiPhoneの端末代が0円になるキャンペーンもやっているのでそれを選ぶならOKです。
Androidは様々なメーカーがスマホを作っているので、ピンキリで安いものから高いものまで出ています。
画面が大きいサイズを購入すること
Androidスマホにも言えることですが、iPhoneは画面が小さいモデルから大きいモデルまで揃っています。
70代でiPhoneを始めて持つ場合は画面が一番大きいものを選びましょう。
小さい画面のスマホはどんなに文字を大きくしても見えないことがあります。大きい画面なら安心してスマホを使うことが出来るでしょう。
iPhoneのスペックが本当に必要か
iPhoneは価格が高い代わりに機能が素晴らしいです。
動作も早いですし、重くなってストレスに感じることは少ないでしょう(写真とかが多く撮影する場合は別)
しかし、本当にiPhoneのスペックは必要でしょうか?普段使いでも機能は優れている方がいいですが、価格が高い分悩むことになるかもしれません。
こんな使い方をする人はiPhoneがおすすめ
以下にあてはまる人はiPhoneを買っても恐らく大丈夫だと思います。
・YouTubeや映画など動画を楽しもうとしている人
・写真を撮ったりする
・仲間内や孫や家族とTV電話する
Androidはシニアにオススメできないのか?

いえ、Androidもすごくいい機種があるのでオススメは出来ます。しかし、メーカーや機種によって能力や使い勝手が変わるので注意が必要なんです。
そのため、iPhoneを買っておけば間違いない。Androidはハズレがある。
以下のポイントを抑えれば70代でもAndroidをおすすめします!
- Androidの安い端末は使いづらい
- 写真や動画などはiPhoneに劣る可能性が高い
- メーカーや機種によって能力値に大きな違い
Androidの安い端末は使いづらい
安かろう悪かろうという言葉がここまで当てはまるのか…と思ってしまいます。
Androidは安い物だと1万~2万位で買えます。初めてスマホを持つ70代だと、「とりあえず、安くていい!」と思う人も多いと思います。
しかし、安いスマホは動作がもっさりしたり、突然固まったり、写真の解像度が低かったり、いざ使おうとしたらなかなか動かなかったりと日常使いするには不便なことがあります。
スマホデビューする人にとって、スマホが使いづらいは致命的。ある程度の金額を出すならiPhoneの方がいいですし、70代でいきなりAndroidを持つメリットはそこまでありません。
写真や動画などはiPhoneに劣る可能性が高い
今やプロの写真家でiPhoneを使っている人が居るほど、iPhoneのカメラ技術は高いです。
Androidでもカメラ性能が高い物はありますが、やはりiPhoneと比べると…という人も多いです。
画像、動画などを考えている人はiPhoneにしておけば間違いないでしょう。
メーカーや機種によって能力値に大きな違い
Androidはメーカーや機種によって能力が大きく違います。日本のメーカーだから安心だ!ということもありません。
今やスマホにおいては海外メーカーで安い3万~4万のスマホでもかなり能力値が高いです。しかし、それでも動作がもっさりしたりするので、そういうストレスに耐えられるならAndroidを選んでもいいかもしれません。
シニア特化のらくらくホンはおすすめしない
らくらくホンはドコモが販売しているシニア特化のスマホです。特徴としてはボタンが大きい、文字が大きい、使うメインのアプリなどを大きく表示している、などです。
らくらくホンはAndroidスマホでシニア向けに作られています。しかし、正直、オトナキカクとしてはらくらくホンはオススメしません。
その理由は以下
- iPhoneや他のAndroidスマホで同じことができる
- メインアプリなどは使い易いが、他の機能が使いづらくなっている
- らくらくホンの使い方を家族が分からない
1:iPhoneや他のAndroidスマホで同じことができる
例えば、文字を大きくすることは他のスマホでも出来ます。また、よく使う電話番号を登録して1タップで電話がかけられる機能も他の機種でも出来ます。
らくらくホンで出来ることは他のスマホでも出来ます。らくらくホン系の強みである、シニアでも分かりやすい構造「ロックを解除した画面で、メインの機能が集約されている」も正直iPhoneのトップ画面のアプリを大きく表示して、集約すればいいだけです。
2:メインアプリなどは使い易いが、他の機能が使いづらくなっている
らくらくホンは無駄な物を省く構造になっているので本人がもっと使いたくなった場合は使えない構造になっています。
メイン機能である、電話、メール、アプリなどは使い易いですが、性能が良くないのでカメラは良くない、動作も遅い&止まるなど、本当にらくらくなのか気になる点が多いです。
3:らくらくホンの使い方を家族が分からない
そして終いには家族のだれ一人としてらくらくホンに詳しくないということが致命的です。
年を取ると体の一部が悪くなってくると思います。例えば耳。最近はスマホでBluetooth接続して使用できる補聴器や集音気が出てきています。
しかし、らくらくホンはらくらくにしているせいで、Bluetooth設定がスマホの奥にあって見つけづらく使えないということが起こります。
70代でもある程度機能があり、家族が使い方を分かるスマホを持つ方が色々なことに挑戦できます。
以上の3点からシニア特化のAndroidスマホを持つと、逆に使いづらく制限が掛かってしまいます。
70代にはiPhone>Androidスマホ>>>シニアスマホ
70代でスマホを持つならiPhoneを選んだ方が失敗は少ないでしょう。ただし、周りにAndroidユーザーが多い場合はAndroidの方がこともあります。
また、金銭的余裕でiPhoneを買えない場合は4万をラインに考えてAndroidスマホを選ぶといいでしょう。4万出せばある程度機能も確保できますので。
70代こそスマホを持って外に出よう
スマホを持つことで世界は変わります。ラインを使えば孫と連絡が取れますし、最近ではコロナの影響でzoomで友達とお話をするシニアも多いです。
60代でも70代でもスマホで動画を撮影してYouTubeに動画を上げているシニアもいます。
スマホを持つことで新しい世界は広がります。新しいことにチャレンジすることは脳に刺激を与え健康寿命を長くします。
若者と同じ目線で健康に長生きするためにスマホを持って外に出てみましょう。きっとあなたが選んだスマホはあなたの人生を更に楽しくさせるでしょう。
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