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病気と症状

聴覚過敏の原因や症状、治療法など日常生活や仕事で出来る対策方法を紹介

聴覚過敏とは

聴覚過敏症とは、何でもない音が大きく聴こえる、耳に響くなど、聴こえ方に障害が起こり、音が耳に入ることに苦痛や不快感を伴う病状です。

日常のなんでもない音が大きく聞こえたり響いたりし、苦痛や不快感を感じる症状です。例えば、掃除機やドライヤーの音が耳に突き刺さるように感じたり、相手の話し声が背景の音と混じって集中できないといった症状が起こります。

例えばこんな症状

  • 女性の声・子供さんの声が頭に響く。
  • 電車のアナウンスの声が響いて、我慢できない。
  • 食器・お皿の音が響き、家事ができない。
  • 常に音が響いて、不安・イライラして眠れない

聴覚過敏には明確な定義はなく、医師によってその捉え方が異なります。そのため、違う医師に診てもらったら別の診断結果が出たなんてこともあります。

聴覚過敏は身体的・精神的負担が大きく、日常生活に支障をきたすこともあります。また、背後に別の病気が潜んでいる可能性もあるので自己判断で放っておかず、医師に診てもらうなどして治療を試みることが大切です。

聴覚過敏の症状

聴覚過敏症の症状は、音に対する聴こえ方に違和感があるということです。

実際に症状を訴える方によって表現はまちまちで人によって感じ方が違ってきます。

そのため、症状の深刻さを量るため基準を設ける必要がありますが、主観的な部分が多く基準を設けるのが難しいです。

聴覚過敏症は、まだ不明なことが多く、研究の過渡期にある病気なのです。

ただし、徐々に診断する基準は作られてきており、以下の点は聴覚過敏と診断するうえで役立っています。

聴覚過敏を診断する方法

聴覚過敏を診断する方法としてカルファによる「聴覚過敏の尺度」というのがあり、質問形式になっています。

調査結果のスコアを出すことである程度の症状のレベルを把握することができます。このカルファの質問紙法では以下の症状は知覚過敏と診断にするのに大いに役立ちます。

症状の質問項目

  1. 不快な音は聴かないようにすることが困難
    周囲で音が鳴っていても、あまり気にしないということができない、聞き流すことができない。
  2. 騒音に対して過敏になっていて回避できない
    とくに騒音下では過剰に反応してしまい避けられなくなる。
  3. 感情など精神面とリンクしている
    何でもない音が不快に感じるのは精神的な面が深く係わっている。

傾向としては、尖った甲高い音が苦手と回答する人が多いそうです。

金属がぶつかる音や人々の笑声、扉を強く閉める音、女性のヒールが響く音や子供の勢いある足音、継続する人の咳、またパソコンのキーボードを他人が気忙しくたたく音や、ノック式ボールペンをせっかちに「カチカチ…」と押す音が耐えられないというケースもまれにあります。

聴覚過敏の原因

聴覚過敏症の原因は大きく3つあります。

内耳で音を調整して伝達する機能に支障が出ている
メニエール病や顔面神経麻痺などに関する病気が影響している可能性
偏頭痛やうつ病など

音を調整している機能に支障がでている

耳の作り

まずは内耳で音を調整して伝達する機能に支障が出ている点です。上の写真、蝸牛・三半規管に機能障害が起こっている可能性があります。大きすぎる音を瞬間的に遮断して、鼓膜のダメージを防ぐなどの役割が果たせなくなっているのです。

これには、メニエール病や顔面神経麻痺などに関する病気が影響している可能性もあります。

顔面神経麻痺は、あぶみ骨筋という神経に支配されており、人間の表情を司ります。日常でストレスを感じている方や、否定的な心持ちをされている方は、あぶみ骨筋が凝り固まり顔面の動きがぎこちないといいます。

片頭痛やうつ病、自律神経の乱れ

偏頭痛やうつ病なども考えられる原因です。自律神経の乱れの可能性もあります。

交感神経が働き続け、緊張しっぱなしという状態です。

不眠症や不安症状、また頭や首の部分に手術した経験がある場合も、聴覚過敏症の原因になるとされています。

ストレス

過剰なストレスがかかると、自律神経が乱れてしまい、アドレナリンが過度に分泌されてしまいます。

これは聴覚過敏を伴う難聴や耳鳴りを引き起こし、ほかにも頭痛や肩こりを引き起こすこともあります。

耳栓

聴覚過敏症が慢性化する原因としては、耳栓をする習慣も気を付けるべきでしょう。

辛い症状を回避するために耳栓を日常的に使用していると、ますます敏感になり、却って症状が悪化するというものです.。

聴覚過敏の治療方法

聴覚過敏そのものの治療法は、まだ確立していません

聴覚過敏を引き起こしている疾患がある場合、まずその疾患を治療することになります。

その疾患により、受診診療科は変わってきます。まずは聴覚過敏の治療方法の例や治療を行う医療機関を、原因ごとに整理して紹介します。原因が分からずどこを受診するべきか迷ったときは、耳鼻咽喉科で相談してみてください。

耳の機能の場合

聴覚過敏の原因が耳によるものである場合、受診すべきは耳鼻咽喉科です

治療方法は耳鳴りの治療にも使われるTRT療法(Tnnitus Retraining Therapy)が良いと言われています。これは音響療法とカウンセリングを組み合わせたものであり、とても高い効果的です。

補聴器による治療も有効です。聴力の低下によって脳の感度が上がっている場合、逆に音をしっかりと脳に送ることで、脳の興奮を抑えることができます。ただし、補聴器の購入金額は高く、TRT治療法の方がより現実的でしょう。

原因が顔面神経麻痺の場合、主な治療方法は投薬です。神経炎を抑制するステロイド薬、ウィルスを撃退する高ウィルス薬、神経に栄養を送るビタミン剤などを用います。

耳の機能が原因かの判断は分かり辛いため、耳鼻科をオススメします

脳の機能の場合

脳の機能が原因になっている場合は神経内科を受診しましょう

てんかん・片頭痛の疾患がある場合は神経内科で薬物療法が基本になります。

抗てんかん薬には種類がたくさんあり、自分に合う薬かどうかの見極めが難しい場合があります。片頭痛は原因が分からないことが多いため、痛み止めから服用する可能性があります。主治医とよく相談し適切な量を服薬することが大切です。

心の場合

耳や脳に異常がなかったとしても、心理的な問題によって聴覚過敏が起こることがあります。日常的にストレスを感じていないか見直して見ると良いでしょう。心が原因に場合は精神科・心療内科を受診しましょう。

治療方法は薬やカウンセリングを受けることになります。日々の生活の中でどうやったらストレスを減らすのかを考えることも大切になってきます。

聴覚過敏の対策・予防方法

生活の見直しやストレス軽減方法

ストレスが原因で自律神経が乱れることで聴覚過敏の症状が出やすかったり、悪化したりすることがあります。ストレスや疲労を溜めていないか生活環境を見直し、睡眠や休養を十分にとり生活リズムを整えましょう

またストレスがある場合は、ストレスを感じている対象が何であるかを把握し、軽減させることで、聴覚過敏の症状が緩和することがあります。

・食事をしっかりとる
・適度な運動(ウォーキング、ジョギング、簡単な筋トレ)
・リラックスタイムを大切にする
・睡眠時間の確保
・睡眠の質向上
・趣味に没頭する

イヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホンを使う

日常生活では、なるべく大きな音のある場所を避けるとともに、耳全体を覆うタイプの防音保護具であるイヤーマフノイズキャンセリングイヤホンなどのアイテムを活用することも有効です。

聴覚過敏は騒音下では、耳の機能が働かないことが多く、イヤーマフなどのアイテムを有効活用するといいでしょう。

ノイズキャンセリングイヤホンとは、騒音を減らすことができる機能がついたイヤホン。最近ではコードが邪魔にならないワイヤレスのタイプや、デジタル耳栓など軽量タイプのものも多くあります

聴覚過敏でイヤーマフを使用する人は多いです。しかし、聴覚過敏ということを周りに理解されずイヤーマフを使いづらい雰囲気があります。そこで「聴覚過敏保護用シンボルマーク」 というものがあり、イヤーマフを使用することの理解を深めようと動いている人たちもいます。

聴覚保護シンボルマーク

公的に規定されているマークではありませんが、イヤーマフを使い聴覚過敏の予防をする人は増えてきています。

周囲の人のサポートを受ける

聴覚過敏は、見た目では分からず周りから気づかれにくい症状です。自分一人で症状を抱えることはストレスを増やす原因にもなります。

聴覚過敏の症状が原因で日々の生活に支障が出る場合は、信頼できる人に説明し、理解やサポートを求めることが大切です。周囲に相談できない場合は、カウンセリングを受けて心を軽くする方法も考えてもいいでしょう。

まとめ

聴覚過敏は、一治りにくいものだと言われています。しかし、原因に応じて治療をすることにより、症状が改善するケースもたくさんあります。

原因をしっかり解明して、対策をしていくことが大切です。

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