今回はアサヒグループ食品から販売されている市販の介護食、「白身魚と根菜の炊きこみごはん」を実際に食べてみました。
ユニバーサルデザインフード(UDF)の区分でいうと「歯ぐきでつぶせる」。
介護の食事、食事介助や作った食べ物を食べてくれない人など、実際の介護の現場困っている人の助けになる市販の介護食です。
*前後のアサヒ製品
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※番号は介護食Zの独自番号

歯ぐきでつぶせる介護食の特徴:
噛む力の目安 | かたい物や大きい物はやや食べづらい | |
飲み込む力の目安 | ものによっては飲み込みづらいことがある | |
固さ目安 | ごはん | やわらかごはん~全がゆ |
たまご | 厚焼きたまご | |
肉じゃが | 具材小さめやわらか肉じゃが |
美味しさ、量、価格、栄養素を総合的に評価しておすすめ度を掲載しています。
介護の食事を検討している人の参考になれば参考です。
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歯ぐきでつぶせる「白身魚と根菜の炊きこみごはん」商品概要

基本情報
栄養素
エネルギー: 98Kcal | たんぱく質: 2.9g | 脂質: 1.6g | 炭水化物: 18g |
食塩相当: 1.4g | 水分: 156g | 灰分: 1.8g | カルシウム: 125mg |
アレルギー
小麦 | さば | 大豆 | 鶏肉 | ゼラチン |
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商品画像
1食で補える栄養素の割合
栄養素について
1日に必要なエネルギーを1食で6.3%摂取可能。少な目な気がします。
たんぱく質も5%で少ない気がします。
ビタミン類、ミネラル類はこの介護食で補うことは難しいです。
唯一、摂取できるのはカルシウムで、1日に必要な18%を摂取できるのは大きいです。
塩分が1.4gあり、他の食事をとれている方には塩分が多い介護食ですが。食事が全然とれていない人にはいいかもしれません。
※ 日本人の食事摂取基準(2020 年版)から栄養素を算出
※ 65歳~74歳の女性 身体活動レベルⅠを適用。自宅にいてほとんど外出しない者、高齢者施設で自立に近い状態で過ごしている方が基準
※ 同じ年代の男性でも推奨摂取量は大きくは変わりません
※ 介護を受けている人によっては摂取基準量よりも下回ることもあるので目安値として参考にしてください
※ 詳細はこちらのページをご確認ください
各項目ごとの評価
-
- おすすめ度
- 2.75
-
- 美味しさ
- 2
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- 価格
- 3
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- 量
- 4
-
- 栄養素
- 2
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美味しさ:2点
全体的にしょうがの風味が強くて、口に入れると一口目が生姜風味の炊きこみご飯(おかゆ)感が強い。出汁は効いているが、白身魚感はない。一口目は美味しかったが何回か口に運ぶにつれて飽きてくる。理由は甘いあんと生姜の苦味。食べ続けることが厳しく感じた。 食欲が落ちている方は最後まで食べられないかもしれない。完食後、甘さと苦みの後味が残るので注意。
価格:3点
価格は税込み248円。介護食のラインナップとしては普通の価格帯。味、量、そして栄養素のバランスを考えると少し高いかもしれない。単純に248円の価格のみで判断すると買いの価格帯だと思われる。
量:4点
量は180gあり、結構なボリュームを感じられた。介護食は基本量が少なめに作られているが、この商品のボリューム感は良い。食欲がある人でも満足できる量だと感じた。しかし、味とのバランスが悪い。最後まで食べることは出来たが、単純に量だけの評価なら満足できるはず。
栄養素:2点
エネルギーが1食で1日に必要な6.3%摂取可能。少な目な気がします。
たんぱく質も5%で少ない気がします。ビタミン類、ミネラル類はこの介護食で補うことは難しいです。
唯一、摂取できるのはカルシウムで、1日に必要な18%を摂取できるのは大きいです。
塩分が1.4gあり、他の食事をとれている方には塩分が多い介護食ですが。食事が全然とれていない人にはいいかもしれません。
おすすめ度とまとめ
総合点(おすすめ度):2.75点
総合的に判断し、おすすめ度は2.75点という結果になった。自分の親に食べさせるとかというと少し考えてしまう。
食欲が減っている、ペースト食、きざみ食が多くなっている人は1~3口くらいで飽きてしまい、食べ続けることが難しいかもしれない。
塩分は1.4gと決して高い訳ではないが、出汁と生姜で味が薄いと感じることはない。むしろ、しっかりと味がついている気がする。
生姜が好きで、甘いものが好きな人にはおすすめできるが、後味のケミカル感が強い。魚の出汁が効いていて美味しいと感じる人もいるとは思う。
「何を作っても全然食べてくれない!なんとかしないと!」という方は選択肢に入るかもしれない。
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